晩秋

 一年の中で秋という季節が一番好きである。春に花が咲き、夏に太陽が輝き、秋に実りが収穫される。そして冬はじっと春への準備。秋の収穫というのは外面的なことだけでなく内的な深まりでもある。私はこの内的な深まりを思うとき人生の意味が感じられると思うのである。
 人生に意味などないと思う方もいるが、人生には深い意味があると思う。そしてその意味が感じられると人生が輝いてくる。モノクロの世界からカラーの世界への変化する。
 それは年寄りのノスタルジーだよとおっしゃる方もいると思うが、私は違うと思う。形だけの世界にはその形を支えている見えない世界の広がりと深まりが感じられない。肉体が老いてくると逆に違う体を感じてくるものなのだ。それを精神とか霊性とか読んでもいいが私は魂の感覚と呼びたい。このことについてはまた次に深く掘り下げてみたい。

2016年11月23日