文化の日

 毎年文化の日は晴れが多いが、今年も晴天だった。あちらこちらで文化行事が行われていた。
 豊橋には3つの大学があるが、この日は愛知大学の学園祭が開かれていた。ずいぶんと昔に訪れたことがあったが、久しぶりに覗いてみると、中学生や高校生の学校単位の参加もあってずいぶんと賑やかであった。
 私は音楽が好きでジャズもよく聴くので、ジャズ館に行ってみた。プラグラムをもらってみると、計34グループがエントリーしていた。朝の9時半から夕方5時半まで30分毎にグループが変わり、4,5曲の演奏をしていた。
 グループの多さにも驚いたが、5グループほど聞いていて、皆平均以上のレベルを維持していてそれにも驚いた。結成して1年とか2年とかが多くて、いわゆるアマチュアなので、ミスタッチが頻繁に出るかと思いきや、ほとんどミスタッチがなかった。
 しかし、さすがにソロとアドリブ(インプロヴィゼーション)の豊かさはプロにはかなわなかった。岡崎で毎年行われているジャズストリートに出てくるプロの演奏は、やはり凄かった。楽器毎のインプロヴィゼーションが粒立っており、次第に興奮してくる。
 それでもアマチュアにはアマチュアの良さがあった。なによりも利益が絡んでいないので音が新鮮であった。直線的ではあったがピュアな音を楽しめた。そして、青春を感じることができた。大学4年のサックス奏者が「今年で最後の演奏です」と言ったときの音は、青春の光と甘美な情緒を投げかけていた。

2016年11月03日